MTシステム
Smarter Pattern Technology
with the
Mahalanobis-Taguchi System
異常を軽快・確実に見分ける技術
MTシステムについて
当社はMT(マハラノビス・タグチ)システムと呼ばれる、認識・予測のための情報処理技術をご提供しています。
MTシステムの計算は、統計学を利用します。近年は人工知能(AI)の一つと位置付けられていますが、囲碁などで利用される深層学習(Deep Learning)とは原理が異なります。
製品検査や故障予測などの用途では、他のAIより優れた結果を得ることができます。MTシステムはIoTのカナメとして、適用が世界に広がっています。
なお、MTシステムを用いた地震リスク地図を毎週作成しています。国土地理院が公開する全国1,300カ所の地面の動きデータから、リスクの程度を求めています。リスクの求め方については、トピックスの記事をご参照ください。
イプシロンロケットの自律診断
JAXAのイプシロンロケットでは、機体の自律診断にアングルトライ製MTシステムソフトウェアが使用されています。センサーが獲得した情報から機体が正常であることを確認し、打上げが行われます。その概要を、以下の図に示します。詳細は
応用事例やトピックス記事をご参照ください。
なお、本件の記載および写真利用に関してはJAXA殿からご承認をいただいています。
センサーと通信(IoT)との組み合わせにより、以下の分野でも異常・劣化診断が可能です。

ダム・河川

橋梁・道路

トンネル・鉄道

機器・設備
ソフトウェアとコンサルティング
MTシステムは、Excelでも計算の仕組みを作ることができます。しかし、実際の課題に適用する場合、多重共線性など数理上の課題や、計算誤差に起因するトラブルに直面します。当社は他の数学や物理学の理論を取り入れ、これらを解決してきました。高精度で超高速な計算を実行し、現場の課題にも安心して導入いただくことができます。
ソフトウェアは下図に示す8種類を用意しております。7つの羽根で示すアプリケーションと、ライブラリ(MT-SDK)です。全ての計算処理は共通のライブラリで実行されますので、基礎検討から現場導入まで一貫した結果が確保されます。
全てのソフトウェアはライブラリ
MT-SDK
を内蔵しています
MT-SDKの計算速度は以下のとおりです
(1,000項目×3,000データ)
・パターンの学習 |
→ |
2.0秒 |
・マハラノビス距離計算 |
→ |
0.002秒/データ |
・原因診断 |
→ |
0.002秒/データ |